【未経験】文系出身のあなたへ【エンジニア転職】
私文系出身なんで…
エンジニアへ転職したいが自信がない。 その理由としてたまに挙げられるのが、
「私は文系出身なんで、エンジニアには向いてないのでは。。。」
という話。
私もそう言ったことを言う人にたまに会うが、この話を聞くたびにいつもモヤモヤする。
今日はそのモヤモヤを吐き出します。
そもそも文系・理系とは何か
私の考えは「文系」・「理系」とは考え方の1つであってそれぞれ以下のようなものだと思っている。
文系・・・結果から原因を考える考え方
理系・・・原因から結果を考える考え方
実際の科目から考えてみよう。
歴史、古典なんかは、過去の事件、作品(結果)からその背景(原因)を考察するし、
物理学、数学なんかはいくつかの法則、定理(原因)から議論を発展させて、結果を考察する。
もちろん細かく見れば例外は含まれるが、多くのことは、これで説明がつくと思う。
エンジニアの仕事は理系か?
そうした場合、
「だったらエンジニアの仕事は理系なんだから理系出身の方が有利じゃないか!」
という声が聞こえてきそう。
だが本当にそうだろうか?
私の思うところでは
システムエンジニアという職業は
「理系的でも文系的でもある。」
と思っている。 もっというと
「理系的な考え方も、文系的な考え方もどちらも必要である。」
と言いたい。
理系の仕事?文系の仕事?
というか、これはシステムエンジニア に限らず、世の中の仕事のほとんどに言えることだ。
例えば、営業の場合
理屈は一旦置いといて、沢山行動を起こしその結果から原因を考える文系的なアプローチも、
1つの原則から、論理的に考えを広げていって、次の行動を決めていく、理系的なアプローチも、どちらも大切だし、どちらかだけできてもいい仕事はできないはずだ。
エンジニアの場合、 とにかく沢山コードを書いて、そこから理解を深めることで可読性の高く無駄のない「良いプログラミング」ができるようになることも、
「こんな書き方をすると可読性があがる」という原理を押さえてから、コードを書くことで「良いプログラミング」ができるようになることもある。
ここで言いたいのは、エンジニアに限らずどんな仕事にも、理系的なアプローチも文系的なアプローチもどちらも必要で、理系にしか務まらない仕事は実際は少ないってこと。
その気持ちは分かるが、聞いてる側からすると…
私は上記のような考えをしているので、
「私文系なんで...」
と言う枕詞を聞いた段階でモヤモヤしてしまう。
本人に自覚はないかもしれないが、
「文系出身」という事実を言い訳にしているようにしか聞こえなくなってしまう。
大事なことは自覚すること
「文系出身なんで…」って言ってる時点でおそらくあなたは文系的な考え方をする人だ。
「自分は文系出身である」という結果から考えを広げている。
文系出身だけど理系的な考えの人は、「文系出身だから~~」ということは言わないような気がする。(多分)
ただ、そのあなたの文系的な考えは仕事をする上で必要なモノだから、それを無理に変える必要はないし、文系的な考えだからうまくいくこともあるはず。
大事なのは 自分が理系・文系どっちの考え方が得意なのかを自覚して行動し、足りない部分を他の人に補ってもらうこと。
あなたが文系的な考えならば、文系的な考え方のまま、エンジニアへなればいい。 実際そうしている人はたくさんいる。
私なんかは出身は理系の工学部だが、きっと文系的なモノの考え方をするタイプだ。 数学の授業でも細かい論理の話になるとよく眠くなって居眠りをしていたし。
まあだからと言ってエンジニアが務まらないかというとそうでもないし、それでもやってこうと思ってる。
最後に
エンジニアになるかどうかで迷ってるならとりあえず簡単なコードでもいいから書いてみればいいと思う。
面接するかどうかで迷ってるなら行ってみればいいと思う。
多分深く考えても答えらしい答えは出てこないから。
やってみてその後考えてみればいいんじゃないだろうか。
私はそう思います。